三大栄養素の分解酵素が豊富な青パパイヤ
青パパイヤには、「パパイン」という強力なタンパク質を分解する消化酵素が豊富に含まれています。さらに青パパイヤにはリパーゼ。アミラーゼ等三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)を分解する酵素が多く含まれています。他の消化酵素を含む作物の中でキウイやパイナップルはタンパク質分解酵素、大根、かぶ、長芋は脂質、糖質の分解酵素が含まれています。しかし通常消化酵素は加熱に弱く、50°Cを超えると酵素が失活してしまいますが、パパイン酵素は他の消化酵素と違い熱に強く、100 度の高温で加熱しても酵素が死活しないのが特長です。
期待される効果
食欲不振の改善、消化不良、腸内環境の改善、抗炎症作用、免疫力向上作用
抗酸化成分を含む豊富な栄養素
ポルフェノール
抗酸化作用、老化(酸化)の原因といわれる活性酸素の過剰発生を抑制します。青パパイヤのポリフェノールは豊富でカテキン、フラボノイド、アントシアニン、クロロゲン酸など、さまざまなポリフェノールが含まれています。青パパイヤのポリフェノールは赤ワインの約7.5倍の含有量があります。これらのポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を取り除くことができます。
ビタミン類
ポリフェノール以外にも水溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEやビタミンB群)が豊富に含まれ、β – カロテンやクリプトキサンチンなどのカロテノイド類やミネラル類(カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄)も多く含まれています。
期待される効果
・血をサラサラにする働き ・生活習慣病などの予防 ・アンチエイジング
・疲労回復の促進 ・ストレス抑制 等々
美容ダイエット効果、生活活動に必要なカラダの働きを正常に保つ
あらゆる生命活動に不可欠な酵素ですが、もともと体内に持っている酵素には限りがあるため、日々の食物から補う必要があります。研究の結果、青パパイヤには、パパインという食物酵素が豊富に含まれていることがわかりました。硬い肉もすぐに柔らかくなる強力なたんぱく質分解酵素です。また、通常のたんぱく質分解酵素は特定のたんぱく質しか分解しませんが、パパインは「すべてのたんぱく質を分解」します。しかも青パパイヤには、パパインだけが多いわけではなく、糖質分解酵素や脂肪分解酵素もたっぷり含まれています。この三大栄養素を分解する酵素をすべて含んでいる食べ物はほとんどありません。
そして、シミ・シワ・乾燥肌の原因となる紫外線も、皮膚組織に活性酸素を発生させて肌の老化を促進しますが、このように酵素が豊富な青パパイヤなら、肌を守る美容食としても頼りになることでしょう。さらに、青パパイヤがダイエットに効果的と言われているのは、消化酵素が最も多い植物とされており、栄養素を分解・吸収する力に優れているからです。具体的には、青パパイヤが、たんぱく分解酵素の「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素の「リパーゼ」、糖分(デンプン)分解酵素の「アミラーゼ」、三大栄養素すべてを分解する酵素が含まれている稀な食物だからです。消化が促進されると、その分の栄養が体に吸収され逆に太りそうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。もともと体内では消化酵素と代謝酵素を合わせ、一定量しか作られないようになっています。しかし、その酵素が消化に多く使われてしまうと、エネルギーの燃焼を促す代謝に使われる量が減ってしまい、体内に吸収された栄養素が燃やされず、余分な脂肪となりその結果肥満につながります。
つまり、青パパイヤの消化酵素のおかげで、体内で作られる酵素が代謝酵素として過不足なく使われることにより、栄養素が余分な脂肪になりにくくなるためダイエットに効果的と言われているのです。