オカワカメはツルムラサキの仲間と言うだけに、やはりツルムラサキと同じように葉に厚みがあります。触った感じはしっとりとしていて、ゴムのような感触ですが、細く、または細かく刻むとぬめりが出てきます。 生のまま食べると青臭みが感じられますが、さっと茹でる事でかなり食べやすくなります。茹でた状態が見た目や食感ともにワカメとよく似ていることからオカワカメと呼ばれるようになったのでしょう。
- 味噌汁やスープに 水洗いし、細かく切って投入。とろーとした食感になり、まろやかさが増します。
- サラダに 好みの野菜と一緒にドレッシングで食べたり、そのままマヨネーズやポン酢などで食べたりします。食感は山芋とよく似ていて、とてもおいしいです。
- おひたしに 沸騰したお湯に10秒ほどゆでた後、水でさらします。
- 天ぷらに 食感は山海の珍味とも呼ばれる「タラの芽」に似ています。サクっとした歯ざわりと、とろりとした食感がまさに逸品です。 ※下ごしらえの際は十分に水気を拭きとり小麦粉をまぶしておきます。揚げる時に水分が残っていると、ころもごとはじいてしまいますので、注意が必要です。
暑さに強く、初心者でも育てやすい野菜です。 多年草で、熱帯環境では周年緑の葉が茂っていますが、冬に低温となる本州では冬の時期は冬眠し、根塊の状態で越し、翌春にまた芽を伸ばします。なので、本州では春5月頃から秋に葉が枯れ始めるまで収穫することが出来ます。 熱帯環境に向いている植物ではありますが、それ程寒い地域でなければ容易に栽培できるようです。一般家庭でのプランター栽培も可能で、緑のカーテンとしても用いられています。 商業ベースでの大規模栽培は大分県の中津市が有名で、全国に出荷されています。